Q4 子どもに橋本病が遺伝するのではないかと心配です。どうなのでしょうか?

A4 橋本病の原因は甲状腺に対する自己免疫です。そして、橋本病を発病しやすい遺伝的な体質に加えて、環境要因が加わって発病してくると考えられています。つまり橋本病を発病しやすい体質は遺伝するということです。繰り返しになりますが、橋本病を発病しやすい体質を受け継いだからといって、必ず橋本病を発病するというわけではありません。

橋本病は思春期以降に発病することが多いため、この頃に一度調べるのがよいでしょう。思春期以前でも甲状腺の腫れや甲状腺機能低下症の症状が認められれば検査を受けた方がよいでしょう。子どもでは甲状腺機能低下症が原因で、身長の伸びが急に緩やかになるといった変化が現れることがあります。このような兆候があれば一度検査を受けることをお勧めします。受診時は、甲状腺機能検査だけでなく、TgAbとTPOAbの測定、超音波検査もできるだけ受けるようにしてください。受診時に甲状腺機能が正常であっても、将来甲状腺機能異常が現れる可能性があるかどうかについてもある程度推測できます。