Q3 甲状腺の良性腫瘍と診断され、経過観察を受けています。腫瘍が大きくなってきましたが、どうすればよいでしょうか?

A3 診断時に細胞診で鑑別困難(クラス 3)と判定された腫瘍の場合は、明らかに大きくなっており、再度行った細胞診でも鑑別困難の判定であれば手術をしておいたほうがよいでしょう。

[解説]

良性腫瘍と判断されるしこりのうち、のう胞や腺腫様甲状腺腫などでは、中にたまっている液の量が増えるためにサイズが大きくなることがあり、この場合は問題ありません。また、腺腫様甲状腺腫の診断がまず間違いないような場合は、細胞の部分が大きくなってきても問題ないことが多いでしょう。

Q2で解説したように細胞診で鑑別困難(クラス 3)と判定された腫瘍については、濾胞がんの可能性が否定できませんので、再評価が必要です。大きくなることは悪性であることを示しているわけではありませんが、腫瘍が明らかに大きくなっており、再度行った細胞診でも鑑別困難の判定であれば手術をしておいたほうが無難でしょう。