Q11 抗甲状腺薬を内服中に妊娠しました。どうすればよいでしょうか?

A11 プロパジール、チウラジールを内服中の方はそのまま内服を継続して、妊娠を続けて問題ありません。メルカゾールを内服している方の場合も基本的には妊娠継続をあきらめることは勧めていません。妊娠の判明した時期によって、一時的にメルカゾールを止めることがあります。

[解説]
プロパジール、チウラジールを内服中の方は、甲状腺機能が正常に保たれるよう、そのまま内服を継続します。妊娠を続けることに問題はありません。

メルカゾールを内服している方の場合ですが、メルカゾールと関連する奇形の頻度は約2%で、そのほとんどは手術によって良くなるものです。中絶そのものにもリスクがありますので、中絶を医師の方から勧めるということはありません。このような点を十分理解した上で、妊娠を継続するかどうか判断することになります。

妊娠を継続する場合は、妊娠の判明が妊娠10週に入った後であれば、そのままメルカゾールを継続します。妊娠10週に入る前に妊娠が判明した場合は、甲状腺機能亢進症の程度とメルカゾールの必要量を考慮して、可能であればメルカゾールをいったん中止し、必要に応じてヨード剤を内服します。そして、妊娠10週以降にメルカゾールの再開を検討します。