バセドウ病の疑問、悩みに答えます

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バセドウ病は甲状腺の病気の中でも、特に質問が多い病気です。診療を受けている医師の知識が不十分であったり、間違った情報のために多くの方が悩みを抱えています。

まず診断ですが、血液中の甲状腺ホルモン値が高いとそれだけでバセドウ病と診断されてしまって、不適切な治療を受けていることがたびたび見られます。甲状腺ホルモン値が高くても必ずしもバセドウ病ではないので、そのためにさまざまなトラブルが生じています。

つぎに、バセドウ病の根本的な原因である免疫異常を治す治療法はまだ開発されていないことから、現時点では甲状腺ホルモンの過剰な合成を是正する治療を行っています。そのため、甲状腺機能が正常になって体調は改善しても、病気が根本的に治ったのとは同じ意味にはなりません。何をもって治ったといえるのか明確に示すことができないのです。

放射性物質を内服するアイソトープ治療という治療法も、他の臓器の病気ではほとんど用いられませんので、一般に馴染みが薄く、また放射性物質を内服するということに対して恐怖感や疑問があるでしょう。手術にしても甲状腺を切除して、甲状腺ホルモンの過剰は治りますが、根本的な免疫異常までもが治っているのかどうかが疑問です。

一方、この病気は妊娠可能な年齢の女性に多いことから、妊娠と関連した質問が多く寄せられます。バセドウ病と向き合いながらベストの状態で妊娠するために必要な条件を正確に理解していない医師も少なからずいるのが実情です。
若い女性に多いことから、一番の心配といえば、眼のことだと思います。既に眼が出ている方はもちろん、今は眼に異常はないが将来出てくるのではないかと不安に思っている方も多いでしょう。物を見るという機能には障害がなくても、外見特に眼の変化は大変気になるものです。

このサイトでは、これらの疑問や悩みに対して少しずつ解説していきます。

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るー様

抗甲状腺薬の治療期間は個人差が大きく、1年程度で内服が不要になる方もいれば、30年、40年飲み続けている方もいます。

チウラジールからメルカゾールに変えたとたん、1 - 2年で内服が不要になる方などもあります。

一般的な考え方をまとめたリーフレットがありますので [こちら] も参考になさってください。

バセドウ病で、25年程チウラジールを最大1日6錠服用しています。
現在1日4錠ですがバセドウ病自体は平均値になっているのですが
こんなに長期間服用されている方はいらっしゃるのでしょうか?
今の主治医とは25年間ずっと診ていただいてます。
あまりにも付き合い?が長すぎて疑問に感じてもあまり言いたい事も言えず病院を変えようか悩んでいます。バセドウ病は完治しないものなのでしょうか?因みにチウラジール服用で元気な二人の子供を産んでいます

バセドウゆぅ様

2か月前に内服したアイソトープそのものの影響で今になって痒みが出る可能性はありません。
甲状腺機能亢進症そのもので痒みが出る方がありますし、あるいは甲状腺とは全く関連しない痒みかもしれません。

今年3月に外来で最大量のアイソトープを服用し、現在経過観察中ですが4日くらい前から全身に痒みが出始めました。
現在服用している薬は?ヨウ化カリウム?テノーミンを毎朝1錠で、これはバセドウが発覚した昨年8月から飲んでいます。
アイソトープと体の痒みは何か関係があるのでしょうか?

アイソトープから1か月後の検診結果は、FT値がやっと測定範囲内に、TSHは未だ0.006以下の数値でした。

ぴぴ様

潜在性甲状腺機能低下症と妊娠との関係には3月に掲載しましたので こちら を御覧ください。

理想的にはTSHが2.5以下になっていることを確認してからの妊娠が望ましいということになります。ただ、軽度の甲状腺機能低下症は問題無いという報告もありますので、最終的にはご自身のご判断ということになります。日本からの出国まで時間的な余裕が無いのであれば、早めにチラーヂンSの増量をご相談なさっては如何でしょうか。

バセドウ病のアイソトープ治療後の妊娠で問題になるのは、TRAbが非常に高いままの場合に胎児甲状腺機能亢進症の起こることがあるという点です。これまでの研究データからはTRAb 10 IU/L以上の場合に注意が必要とされています。

はじめまして、妊娠についての質問です。

経過
2003年にラオス国にてバセドー病を発症し、治療薬を飲んでおりましたがなかなか改善しなかったため
2005年にタイでアイソトープ治療一回目
2006年にタイの同病院でアイソトープ治療二回目

その後何度かT3、T4、TSHを測定しましたが、タイやラオスの病院ということもあり
非常にバラツキがあり、また、医師からも何の指示も無く、自覚症状もなかったため薬は飲まずにずっときていました。

しかし、二度の子宮外妊娠で両卵管切除したため、体外受精しか妊娠の可能性が無くなり日本に一時帰国しております。

そして、体外受精前検査(2012/2/28 )で以下の結果が出ました。
FT3 2.0
FT4 0.5
TSH 118.04 mIU/ml

ごらんのとおり、正常とは言えない結果(特にTSH)でした。

その後、チラージンs-25 1錠/日 飲開始し

ちょうど一カ月後の4/11に血液検査結果
FT3 2.3pg/ml
FT4 1.2ng/dl        
TSH/3rd    6.993 μ IU/l     
TSHレセプター抗体定量(TRAb) 5.2 IU/l

一か月後の検査では大きく改善しましたが、それでもTSHは7程度と高いままです。
TRAbの測定はしたことが無かったのですが、今回初めて測定し、5.2でした。

現在、かかりつけの医師の話ではTSH値が2.5程度以下になってから体外受精を始めた方が良いと言われています。

ただ、諸事情により、日本に余り長くいることもできず、年齢も36歳と妊娠に微妙な年齢になってきている
こともあり、一日も早く体外受精を開始したい気持ちでいっぱいです。

そこで、質問なのですが、体外受精を始めるにあたっての目安を教えていただけませんでしょうか?

やはり、TSH2.5以下になるまで、待つべきなのかどうか。
あるいは、2.5に近づけるように薬を調整しつつ、7程度の結果でも体外受精を開始してもよいのかどうか。

TRAbは胎児に悪さするようなのですが、5.2という値でも妊娠できるのでしょうか?
また、妊娠しても良いのでしょうか?妊娠率は下がるのでしょうか?奇形率は上がらないのでしょうか?
 TRAb値がもっと低くなるまで待つべきなのでしょうか?
しかし、TRAbを下げる薬は無いと伺ったのですが、TRAb値がいくつ以上だと妊娠するべきで無い等の基準はありますでしょうか?

2012/4/21からは チラージンs-50 1錠/日 を開始しております。

忙しいとは思いますが、アドバイスよろしくお願いいたします。

お返事ありがとうございます
悩みが解消でき、嬉しいです。
本当にありがとうございました。

がのっち様

個別の症状については色々な要素が関係しますので、一般的な事として回答します
甲状腺機能亢進症の症状としては一般的にみられる症状ではありません。

早速のお返事ありがとうございます。
私の情報が不十分でした。
補足させて頂くと、
先日の診察では、数値が改善されていないと言っていました。
吐き気がバセドウ病からくる症状なのか、
教えていただけますでしょうか。

がのっち様

メルカゾールで吐き気の副作用はほとんど起こりません。

甲状腺機能も良くなって他の症状は軽くなってきているとすれば、バセドウ病との関連性も低いように思われます。

はじめまして。
昨年の10/24にバセドウ病と診断され、
最初はメルガゾール5mgを3錠服用していましたが、
1月の診察で朝夕2錠ずつの服用となりました。
動悸や倦怠感はほとんどなくなりましたが、
ここ数ヶ月は吐き気がひどく、仕事も休みがち。
この吐き気はバセドウ病からきているのでしょうか?
通院中の病院では、担当医に質問が出来ない環境で、
不安感でいっぱいです。
どうかよろしくお願いします。

凛々様

抗甲状腺薬と妊娠との関係について、バセドウ病Q10バセドウ病Q11にまとめましたので参考になさってください。現在のコントロール状況等様々な要素が関係しますので、可能なかぎり早い日時で甲状腺専門医の診療を受けて下さい。

始めまして。
現在とても不安なことがありましてご相談させて頂きます。
私はバセドウ病治療中で現在メルカゾールを、朝3錠 昼1錠服用中です。
先日妊娠が発覚し産婦人科、甲状腺治療の内科にその旨を伝えました。
そして本日2/3に産婦人科の方で心拍を確認し6W5dでした。
内科の方にも伝えましたが、薬の服用量が多い事から
今回の妊娠はその先生の個人的意見として、諦めた方が良いと
伝えられました。その先生が見てきた患者様で私のように
多量に服用しながら出産された患者様の経験がないとの事。
私はまさか妊娠を諦めるように言われるとは思ってもなく、
確かにタイミング的にはベストではありませんが、薬の種類変更するなり、現状より少し減らして様子をみるなりして行くのかと思っていましたので大変驚いたのと、ショックで不安でいっぱいの状態です。
最終的に妊娠継続を望むのであれば、総合病院の内分泌科を紹介するので
そちらで見てもらうようにとのことでした。(面相みきれないという様子でした)
因みに現在通っている内科は小さな個人の町医者です。
この先生の意見に納得が行かないので総合病院へ行く予定です。


メルカゾール4錠服用の場合、妊娠を継続させることは難しいのでしょうか?必ず中絶しなければいけないのでしょうか?
また、何かいい手段、治療方法などは全くないのでしょうか。
服用のリスク等に関しては夫婦で納得済みです。
夫婦共々妊娠継続を希望してます。
乱文で申し訳ありませんが、ご回答いただけましら幸いです。

KP様

眼瞼腫脹(まぶたの腫れ)は、増加した眼窩の脂肪組織がまぶたのほうに押し出されてくることによるもので、基本的には手術で脂肪摘除を行います。これによって著明に改善します。

一方、結膜浮腫(まぶたの裏側にある膜のむくみ)によっても外見上まぶたが腫れてきますが、これに対しては副腎皮質ステロイド剤が有効です。

これから受けられる治療効果をみての判断になるかと思われます。

バセドウ病により瞼が腫れてなやんでます。ステロイドパルス療法を試す予定ですが、これでもダメな場合があるとの説明をうけました。その場合、美容整形として瞼の脂肪吸引などの手術をうけるのはどうでしょうか?

アキ様

妊娠中にチウラジールが使用できない場合に、ヨウ化カリウムで甲状腺機能をコントロールすることは専門医の間でも一般的に行われております。ご安心下さい。

甲状腺機能が正常にコントロールされていれば、不妊の原因になったり、流産や早産の心配は無く、妊婦が危険にさらされることもありません。しかし、甲状腺機能亢進症のコントロールが不十分で甲状腺ホルモンが高いと、流産や早産の頻度が高くなります。

ヨウ化カリウムで長期にわたって甲状腺機能が良好に維持される方も多数居ます。発病時に甲状腺の大きさが小さく、甲状腺ホルモン値の上昇が軽度の方では特に安定した効果が持続する傾向が強いと考えられています。

初めまして

数か月前バセドウ病と診断されチウラジールで治療していましたが副作用が出てしまい、

ヨウ化カリウムを毎日1錠服用していましたが
本日診察を受け、その結果数値が下がり過ぎてしまい
2日に1錠で様子を見る事になりました。

もしかすると橋本病の抗体もあるのかもと言われ
次回検査します。

現在妊娠を希望しており主治医には次回数値が正常範囲ならば
大丈夫と言われましたが

主治医自体ヨウ化カリウムで妊娠した事例を知らないとおっしゃたので今回投稿させて頂ました。

*妊娠の際ヨウ化カリウムは胎児に影響はありますか?
*バセドウ病と不妊は関係がありますか?
*出産後母乳は大丈夫ですか?
*バセドウ病では流産、死産の確率が高いとありますが?
*ヨウ化カリウムは長期に渡ると効果がなくなるとあります  が?

では宜しくお願いします。


せな様

一般的には、妊娠判明後も少量の抗甲状腺薬で甲状腺機能が良好にコントロールされており、TSHレセプター抗体の値が低い場合は、甲状腺が原因でトラブルの起きることは少ないと考えられます。このような場合は一般の産科でも良いということになります。

いずれにしましても、バセドウ病の病状によって慎重に判断しなければなりませんので、まずはバセドウ病の診療を担当していただいている先生に相談してみてはいかがでしょうか。

バセドウ病で2年半治療中ですが、妊娠してしまったかもしれません。現在メルカゾールを1錠、2錠を交互に飲んでいます。プロパジールは副作用がでてしまったため飲めません。
バセドウ病を患っている場合、やはり産婦人科は個人病院より総合病院のほうがよいのでしょうか。どちらかよいのかわからずまだ病院に行っていません。
よろしくお願いいたします。

みかん様

簡単なお答えになりますが、バセドウ病の治療として甲状腺腫が小さくても手術を選ばれる方もいますし、その逆に甲状腺腫が大きくてもアイソトープ治療をトライする方もいます。
どちらを選んでも間違いではありません。

はじめましてバセドウ病と付き合って16年になります。現在メルカ2錠です。何度も再発してはの繰り返しです。
甲状腺自体は小さくなってきてますが(16グラム)手術かアイソを考えてます。現在45歳で先日悪化した時に不整脈が出て怖くて仕方がありません。甲状腺が小さくても手術を選んだ人はいますか?

ご回答頂きありがとうございます。
現在バセドウ病をみて頂いている先生にも、以前ステロイド
治療などがあるのでは?と言われてはいました。
5月末の検査で、TSH 0.01、FT3 4.2、FT4 1.8と数値が
少し悪くなってしまっていたので、しばらく様子をみる事に
してありました。
来週診察に行く予定ですので、先生から頂いた回答をふまえ
相談してみることに致します。
また、ストレスや毎日寝不足気味でもあり、他の所見からも
自分の生活にも気をつけなくてはと痛感しました。
ありがとうございました。

カオリ様

一般的な考え方として書かせて頂きます。多くのバセドウ病の方では眼の変化と甲状腺機能亢進症は同じ時期に現れますが、機能亢進症が落ち着いているのに後からになって眼の症状が出てくる方もあります。また、その逆もあります。

複視などの日常生活に支障を来す症状があり、MRI検査で眼を動かす筋肉が腫れていて、画像で炎症の変化があればステロイドパルス療法(副腎皮質ホルモンを大量に点滴する)や眼の後ろの組織に放射線照射を行います。治療を行うかどうかは症状の程度、MRI画像所見で判断します。我々は明らかな症状があれば積極的に治療を行う方針をとっています。

甲状腺機能亢進症の治療そのものは眼筋の炎症には効果はありませんが、甲状腺機能亢進症が強い状態の時は抗甲状腺薬によってホルモン値が正常化して落ち着けば、病気そのものの活動性も軽くなるのでそれによって眼の症状も和らぐことも度々見られます。

バセドウ病に眼筋型の重症筋無力症を合併する方もあり、神経眼科医はその点も含めて診断には気をつけています。

以上、参考になれば幸いです。

40代女性です。
2年ほど前にバセドウ病と診断され、現在メルカゾールを3錠
服用しています。
半年ほど前から瞼が重く複視の症状があり、5月に神経眼科でMRI検査をした所、目を動かす筋肉が数本腫れた様な状態であると言われました。
バセドウ病であることを伝えてあったので、それが原因であり
眼科としての治療や投薬はなく、バセドウ病の治療をしっかり
する様にと言う事でした。
他に言われたことはなく、症状もまだ軽いほうなので半年様子をみる事になっています。
最近、気になるのは倦怠感、身体が痛い、日差しがまぶしく
複視が前よりひどい様な。。。
ただ単に夏ばて気味か、あるいは40半ばを越えた歳のせいか
とも思うのですが、バセドウ病の他に筋無力症の様な怖い
病気が潜んでないか?なんて心配したりも。。。
その様なことってあるのでしょうか?

お礼が遅くなりました。
御返事ありがとうございました。

転院先で血液検査した結果、ヨウ化カリウムを飲み始めてから二週間たたないうちに、T3、T4ともに基準値になりました。
先生もヨウ化カリウムについて調べてくれたらしく、エスケープ現象がおきるまでヨウ化カリウムでいきましょうと仰ってくれました。

岡本先生の御返事で心が軽くなりました。
本当に有難うございます。

孫文台様

バセドウ病に対する無機ヨード(ヨウ化カリウム)治療の成績について医師向けのテキストブックに記載した内容を転載いたします。参考になさってください。

パセドウ病の無機ヨード治療に閲する詳細な報告は非常に少ない。 特に遊離甲状腺ホルモンやTSH受容体抗体(TRAb)を指標にして検討された報告はこれまでなかったが、2003年に伊藤病院から甲状腺腫が小さく、病勢が比較的軽い70人のパセドウ病患者を対象にした無機ヨード治療成績が報告された。それによると、 ヨード剤のみの治療で70人中31人、 44%が長期間にわたり(1から40か月、中央値10か月)甲状腺機能が正常にコントロールされている。さらに31人中5人はヨード剤中止後も甲状腺機能が正常に保たれている。投薬中止後の観察期間は1から15か月(中央値8か月)である。ヨード剤が有効であったものは、無効であったものに比較して、有意に甲状腺重量、FT3、FT4、TRAbが低値であった。症例を選べばヨード剤のみで甲状腺機能を長期間正常にコントロールできること、またヨード剤のみで寛解に至る症例があることがわかる。

ということで、甲状腺腫が小さく、甲状腺ホルモン上昇の程度が軽く、TRAbの上昇が少ない方はヨード剤のみで長期間コントロールできる可能性があるということです。

メルカゾールもチウラジール同様に無顆粒球症の副作用がありますので、内服をトライされる場合は注意してください。

始めまして。

37歳の二児の母です。
5月にバセドウ病と診断されました。
チウラジールで二週間で白血球が減少したため、断乳してヨウ化カリウムを飲み始めました。
アイソトープの予定でしたが、子供がまだ小さいので何とか薬でと思い調べていたら、このサイトに出会えました。

ヨウ化カリウムでは、効果がすぐにきれてしまうと言われましたが、こちらではヨウ化カリウムでも思ったほどはエスケープ現象はおきないと書かれてありました。

そのむね、医師に伝えてみても宜しいでしょうか?

メルカゾールを飲み始める予定ですが、白血球が減少する可能性もありますよね?

宜しくお願いします。

双子の母様

バセドウ病で起こる目の異常には非常に多くの要素が関係し、またその時期によっても治療の仕方やその効果は変わってきます。患者さんごとに病状も大きく異なりますので、簡潔に画面上で説明するのは難しく感じます。パーフェクトアンサー106に各要素ごとに詳しく解説していますので参考にしていただければと思います。

回答、本当にありがとうございました。現在、母は薬の服用を止め、10日後に再検査することになったと聞いています。
私は甲状腺機能低下症=橋本病だと思っていました。教えて頂いてよかったです。確かに、母は低下症になってるといわれたみたいです。
 先生に回答して頂いて、「そういうこともあるんだ」と不安が軽くなりました。分からない不安というのが1番辛いです。本当にありがとうございました。

こんにちは、はじめまして。

40代女性です。
5年程前から甲状腺と診断され今は定期的に検査を受け経過も良くも悪くもなく安定はしているとの事で1日おきにチウラジール50mgのお薬を服用しています。
TSH 2.05 FT4 1.0 TSHレセプター抗体 0.4

最近、甲状腺眼症ではないかと…?
右眼が左右対称でなく目が少し飛び出ていて黒目上下白目が多くみえ上まぶたが腫れぼったく目も痛く疲れ充血してます。

明らかに右眼だけ怖い眼になってきて気になっています。

治療すれば治るのでしょうか?
入院、手術、治療方法教えて下さい。宜しくお願いします。
宜しくお願いします。

まき様

お母様のことについては、検査データや治療経過などを把握した上で診察をしないとお答えすることは困難ですので、一般的な回答に留めます。

バセドウ病も橋本病も同じ自己免疫性甲状腺疾患であり、自己免疫の出方によってバセドウ病になる方や、橋本病になる方にと分かれます。どちらの病気になるかは、遺伝素因も関係しています。
バセドウ病が治まった後に甲状腺機能低下症になる方もあります。定義の問題になりますが、これを橋本病と表現することもあります。また、橋本病と診断して経過を見ていくうちにバセドウ病が出てくることもあります。

 母がバセドウ病になってから4年ほど経ちます。メルカゾールを服用しています。その母が、今度は橋本病になったと聞きました。検査の結果、橋本病だったらしいのです。すでに、首の付け根が腫れています。今まで、検査をしながらメルカゾールを2錠にしたり4錠にしたりと調節してくれていたそうなのですが、ここ何ヶ月しばらくは4錠のんでいました。先日の検査はすごく久しぶり検査だったようで、そこで分かったようです。検査がなかったその間、虚血性腸炎になったりインフルエンザにかかったりと色々あったのですが、基本検査する基準みたいなものがあるのでしょうか?
 母は高血圧、ぜんそく、動脈硬化など他の薬との飲み合わせも大変なようで・・・でも、バセドウ病が橋本病になったりするんだ、と驚きました。また、橋本病の治療をしていてバゼドウ病になったり・・と繰り返すものなんでしょうか?
 母も不安そうですし、遺伝が強いとも聞いているので私自身も正しく知っておきたいのです。よろしくお願いいたします。

D.M.様

新生児甲状腺機能亢進症(新生児バセドウ病)について説明いたします。

バセドウ病で起こる甲状腺機能亢進症の原因はTSHレセプター抗体が甲状腺を刺激するためです。
妊娠中ですが、妊婦のTSHレセプター抗体は胎盤を通過して胎児の血液中にも流れてゆきます。妊娠後半の時期にTSHレセプター抗体が高い場合(目安として10 IU/L以上)は、産後4から5日して新生児が甲状腺機能亢進症になることがあります。妊娠中は妊婦が服用している抗甲状腺薬が胎児の甲状腺機能亢進症を抑えているので、妊婦の甲状腺機能が正常であれば胎児の甲状腺機能も正常になっています。ところが、出産後は母体から子どもへの胎盤経由の抗甲状腺薬の供給がストップする一方、TSHレセプター抗体はすぐには消えないために新生児が甲状腺機能亢進症になるのです。新生児のTSHレセプター抗体はやがて自然に消えてゆき、甲状腺機能亢進症も治ります。甲状腺機能亢進症の程度が強い場合は、一時的にヨード剤や抗甲状腺薬で治療をすることがあります。

お分かりいただけましたでしょうか。お母さんと同じバセドウ病を発病したのではなく、お母さんからのTSHレセプター抗体による影響が一時的に残っているだけです。あまり心配なさらずに、影響が取れるまで継続して治療を受けてください。低下症にならないように甲状腺ホルモン剤を服用しておくことも有益なことです。一般的には3か月ほどの治療で治ります。

ただいま31歳の女性です。5年くらい前からバセドウと診断され、つい最近まで専門医に通っていました。そこでは主治医に妊娠しても大丈夫って言われて妊娠しました。そして妊娠中期より総合病院で母子を見てもらうように言われ総合病院に転院し、出産しましたが産まれた子が新生児バセドウになってしまいました。総合病院でも甲状腺の治療は同じように薬を服用していましたが、なぜこうなったのかわかりません。出産しても大丈夫と言われていてもこのようなことがあるのか?など疑問に思うこともあります。新生児バセドウは稀なことのようなのですが、今子供はメルカゾールを服用しており、低下症にならないようにチラーヂンも服用しています。生後1か月になりますが、退院出来たとしてもチラーヂンは服用しないといけないかもしれないと主治医に言われましたが、稀な病気なだけに心配です。小児科の主治医ですが、専門医ではないとは思うので、不安です。わかりにくいとは思いますが、大丈夫でしょうか?

トロル様

医薬品ではないサプリメントについては、製造者ごとに成分や含有量が異なり、基本的には製造者が情報提供する以外に甲状腺に対する影響の有無、チラーヂンの効果に対する影響を知る方法はありません。
ヨード(ヨウ素)が多く含まれているものでなければ通常は大きな問題になることはないでしょう。
サプリメントを飲み始めてから後の甲状腺機能を測定することで、影響の有無は間接的に把握できると思いますので、引き続き検査を受けてください。

甲状腺機能低下症、橋本病と診断され、現在はチラージン50を1日1錠飲んでいます。年齢もあると思いますが最近、アレルギー鼻炎の症状がひどく、更年期かな?と思う症状まででてきており、サプリメントの服用を考えています。
マカには更年期症状を緩和する効能があるそうですがヨードも含まれているとか。マカは摂取できそうになくノニを検討しておりますが、服用しても問題ないでしょうか。低下症の場合はサプリメント摂取は難しいでしょうか。宜しくお願いします。

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このページは、医師 岡本が2011年4月 2日 09:20に書いた情報提供です。

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